グギングハウス
クロスターノイブルク,オーストリア
マリー・グギングの「クンストラー・ハウス」
右の「細長い人」はチルトナー、青い星はハウザーか?
  ウィーン市内から市電(U4)でWien-Heiligenstadt駅まで行き、駅前から239番のバス(Maria Gugging行き)に乗って山道をあがり、終点近くのDonauklinikumで降りると、マリー・グギング国立神経科医院の広大な敷地がひろがっている。
 グギングの「芸術家の家(クンストラーハウス)」は、その木々の緑に溢れた敷地をずっと奥まで行ったところにある。とても開放的な病院で、いたるところで自由に患者と接することができる。
 レオ・ナヴラティルは、1949年にマリー・グギング病院でヨハン・ハウザーと知り合った。当初は優れた絵を描く患者だと思うだけにとどまっていたが、50年代前半にロンドンに留学して精神疾患と創造性の関連に強い興味を抱くようになった。帰国した彼はハウザーの作品と創造行為を研究するとともに、ほかの患者にも自由に絵を描くよう指導を開始した。精神療法の意味合いもあったが、ナブラティルには精神疾患と創造性の関連性を探求する目的があった。
 1970年にはウィーンで初めて患者たちの展覧会を開き、続いてヨーロッパの各地で展示活動をおこなった。
 1981年には優れた絵画を描く患者たちに住居とアトリエと展示室を兼ねた空間を与え、アートとサイコセラピーの研究拠点とした。それは後に「芸術家の家」と呼ばれるようになる。グギングのアーチストたちは現代美術への貢献を称えられ、90年にオスカー・ココシュカ賞を受賞した。彼らの作品は病院内に設けられたギャラリーで販売されている。


 グギングのアーチストたちによる作品集には以下のようなものがある。

Gugging 1946-1986 I. Art Brut und Psychiatrie Leo Navratil


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