オギュスタン・ルサージュ (Augustin Lesage)
サン・ピエール・レゾシェル(仏) 1876生 ― (仏) 1954没


見よ! この聖なる絵を。 (アール・ブリュット・コレクションにて撮影)

無題(1923〜25頃)
  わたしがアウトサイダーアートにはまったきっかけは、『芸術新潮1993年12月号の特集「病める天才たち」で出会ったルサージュの神秘的なまでに細密な絵画である。「わが聖画を発見したり」と興奮したものだ。炭鉱夫にして霊感にめざめ、レオナルド・ダ・ヴィンチやティアナのアポロニウスの霊に導かれたというエピソードも興味深い。
  真に霊媒画家とするには職業意識が高く、アール・ブリュットとみなされるにはあまりに教養がありすぎる、との説(『パラレル・ヴィジョン』に収録されたロジャー・カーディナル論文の註26)があるが、強迫観念を封じ込めた緻密で独特の画風はアール・ブリュットの定義から多少外れようと極めて魅力的であることには変わりない。
【略 歴】
1876年
1890年
1895年
1900年
1912年
    
1913年
1914年
1915年
1924年
1925年
    
1926年
1927年
1928年
1929年
1933年
    
1953年
1954年

    
8月9日、オーギュスタン=アンリ=ルサージュ、サン・ピエール・レゾシェルに生まれる。
母親、肝臓ガンにより死亡
鉱山事故(爆発)

9月23日フェルフェイの鉱山に復帰
11年末または1912年1月、坑道で作業中、「画家になれ」という声を聞く。亡くなった妹の霊にも勧められてドローイングをはじめる。また、鉱山仲間や近所の人に対して霊感治療を行いはじめる。
100平方フィートにもおよぶ巨大な作品に取りかかる。シンメトリックで建築的な手法を確立。
霊感治療の件で地元の医師組合から告訴されるが、患者の証言により無罪。
4月、父ギュスタヴ、オーシェルにて死亡。
Douai地元の神秘主義サークルで展覧会。この頃から炭鉱労働を退き、霊能活動と絵画制作に専念。
9月、パリのコペルニック通りにある「神秘主義の家」の展覧会に「神秘的世界について象徴的習作」など展示。国際神秘主義会議に出席、コナン・ドイルやルイス・ヴィアラ、レオン・ドゥニと知り合う。
グラン・パレスの国立美術協会のサロンに参加
4月6日ー5月10日、パリで開催された国際心霊現象研究所に招待される。
ロンドンの国際神秘学会議に出席。
5月ー6月。装飾的習作がフランス芸術サロンに認められる
2月5日ー20日 古代エジプトについての象徴的習作。5月ー7月フランス芸術家サロンに出席。
                       (中略)
Hubert Forestierの「心霊の家」にて展示会及びカンファレンス。ルサージュも出席。
死亡。

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