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アルヌルフ・ライナー (Arnulf Rainer)
バーデン(墺) 1929年生

 1929年、ウィーン近郊のバーデンに生まれる。1949年ウィーンアカデミーに入学するも3日で退学、シュールレアリスムやウィーン幻想派に夢中になり、オートマチック・ペインティングの実践などを行う。
 1951年、エルンスト・フックス(Ernst Fuchs)やアリク・ブラウア(Arik Brauer)らとフンドスグルッペ(犬集団)を形成するが、幻想的シュールレアリスムへの興味を失いアンフォルメルに走る。1950年代半ばから60年代前半にかけて、自分の絵や他人の絵の上にアクションペインティングを施す「オーバーペインティング」の制作を行う。
 1964年頃から幻覚剤の使用をはじめる。1966年、ローザンヌ大学精神病院、表現病理学研究センターにアルフレッド・バーダーを訪ね、マジックマッシュルームのシロシビンの効果によって精神病を擬似体験する中で作品を制作する実験を行った。ライナーは制作不可能なほど混乱にきたしたため、精神病芸術家への賞賛は増した。
 1967年、論文「美と狂気」を著し、カタトニック(緊張型精神分裂病)の顔の表情にあらわれる物真似への関心について考察する。
 アルフレッド・バーダーの友人であるレオ・ナヴラティルを通してヨハン・ハウザーとの同時制作を試みる。ライナーは継続して二人展を行うことを望んだが、ハウザーはこれを拒否した。

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