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参考文献

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Artistry of the Mentally Ill: Hans Prinzhorn  

 シュールレアリスムに多大な影響を与え、デュビュッフェアールブリュットコレクションを始めるきっかけを作ったハンス・プリンツホルンの歴史的書物。中身は当時の精神医学用語にあふれており、精神分裂症(現在は統合失調症というのか)患者のものの描写方法は一般人とどうちがうか、などという研究がなされている。患者/芸術家の事例研究はカール・ブレンデルアウグスト・ナッテラーヨハン・クノップフのほか、August Klotz, Peter Moog, Victor Orth, Hermann Beil, Joseph Sell, Franz Pohl。彼の美学的嗜好はドイツ人らしく(とでもいおうか)こてこての表現主義で、どうもついていけないのだが……。この本をアマゾンで買うならこちらへ。

The Discovery of the Art of the Insane
 John McGREGOR  /Princeton Paperbacks
 390ページの大部冊。デュビュッフェは「狂人の芸術」は存在しないと唱えたが、この本はあくまでも「狂人芸術」を探求したもの。 目次は第1章:芸術家と狂人、第2章:患者の芸術と医師、第3章:ある狂人の肖像、第4章:ベドラムのジョナサン・マーチン、第5章:ロマン主義における狂気、第6章:ロンブローゾ、天才と狂気の理論、第7章:精神医学と芸術の研究、第8章:リチャード・ダッドの症例、第9章:ウィリアム・ノイスによる"G"の症例、第10章:シカゴ・コンファレンス、第11章:マルセル・レジェ、狂気芸術の批評、第12章:ハンス・プリンツホルン、第13章:アドルフ・ヴェルフリの世界、第14章:表現主義と狂気芸術、第15章:精神分析と精神病患者の芸術、第16章:精神病とシュールリアリズム、第17章:デュビュッフェとアール・ブリュットの美学。表紙はヴェルフリ。この本をアマゾンで買うならこちらへ。

Outsider Art: Spontaneous Alternatives (World of Art) Colin Rhodes /Thames&Hudson
 イルカマークがシンボルのThames&Hudson社によるWorld of Artシリーズの一冊。この本を買うならこちらへ。

"RAW VISION"

 季刊で出ている世界唯一?のアウトサイダーアート専門誌。ナイーヴアートやフォークアートなどもカバーしている。これを持ってなきゃこの業界ではもぐり? どうも商業主義の香りがきつくて、正直に白状すると最近はほとんど購入してない。
詳細はこちら。http://www.rawvision.com/

"Beyon Reason  Art and Psychosis Works from the Prinzhorn Collection"
 Brand-Clausen Jadi Douglas  /University of California Press
 巻頭にブラント−クラウゼンによるプリンツホルンコレクションに関する解説あり。
 アウグスト・ナッテラーカール・ブレンデルヨハン・クノップフヘルマン・メーベスパウル・ゲッシュ、ヤコブ・モール、ハインリッヒ・アントン・ミュラーの他、Arthur F.Becker, Hermann Beehle, Josef Alois Gottfried Maier, Else Blankenhorn, Franz Karl Buhler, Louis Castner, Oskar Deitmeyer, Josef Forster, Miss G, Josef Heinrich Grebing, Franz Josef Kleber, Carl Range, Josef Schnellerなどの作品が紹介されている。Josef Alois Gottfried Maier,の2つのフラスコをつなげたような妙な形態、Miss Gの狂った刺繍、パウル・ゲッシュが優しいタッチで描くバラバラ死体(エジプトのホルス神話)などがじつにいい。表紙はJosef Forster。

"ART BRUT Kunst jenseits der Kunst " Michel Thevoz /AT Verlag
 うっ、ドイツ語なので読めん。のに買ってしまった。アールブリュットコレクション館長のミシェル・テヴォーによるコレクションの内容紹介。アロイーズカルロマッジ・ギルヨハン・ハウザーオギュスタン・ルサージュ、パスカル・メゾヌーヴ、アントン・ミュラー、ジョヴァンニ・バチスタ・ポデスタ、ゾンネンシュターンオズワルト・チルトナーアウグスト・ヴァッラウィレム・フォン・ゲンク、スコッティ・ウィルソン、ヴェルフリシルヴァン・フスコの他、Vojislav Jakic, Katharina, Laure, Guillaume Pujolle, Jeanne Tripierなど。Katharinaの解剖図、Jakicの描写法は私の嗜好だ。やはりこう見ていると、どうのこうのいってもアールブリュットコレクションはやはり美学的観点から言って最高だということが分かる。
『原生藝術的故事 ArtBrut、Les dissidents de l'art』 洪米貞(Hong Mi-Jen)著
  藝術家出版社の異藝分子シリーズの一つ。何も中国語で書かれた本でアウトサイダーアートを学ぼうという人はいないでしょうが。日本にもこうした網羅的なムック本があってもよいと思うのだが。  


(日本語文献はこちら

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